※東区にて建築中のTAC HOMEの家が出来上がるまでの過程を、随時UPしていきます。
室内の仕上げ工程『内装工事』に入ります。壁紙の職人クロス屋さんの出番です🎨
クロスの下地材は石膏ボード、クロス下地用合板が使われます。
石膏ボードは石膏と繊維を組み合わせた素材であり、軽量かつ耐久性があります。
一方、クロス下地用合板は繊維を編み込んだ素材であり、耐久性や防音性に優れています。
① パテ処理
石膏ボードの上に、直接クロスを張るわけではありません。
それはボードの継目やビス(ネジ)止めの跡があるので、そのままクロスを張ってしまうと表面が凸凹して、見栄えが悪く、破れやすくなってしまいます。
そこで必要なのがパテ処理です。ボードの継目やビス止め跡にパテを塗り付け、パテが乾燥したら研磨紙で削って段差をなくし、表面を滑らかにします。ちなみに、これはクロス用コーナー材です。
クロス仕上げの壁や柱の出隅(二つの壁や板が出っ張った角)部に設置する下地補強材で、穴有りのコーナー材はパテの付着力を高めます。
壁と天井のボード継目、ビス止め跡に余すことなくパテを塗っていきます。
先にパテが乾いた天井にクロスが張られました。壁をみると一度では塗布が不十分なので二度塗りされています。
② クロス張り
おおよその工期の目安はパテ塗り2日→乾燥1日→クロス張り3日位です。
一気に部屋が明るくなりましたね✨内装仕上げで室内の印象はグッと変わります。
この時、電気配線などの工事も平行して行われます。照明器具も納入され、コンセント・スイッチの位置を確認しながら順次取付けが行われていきます🔌
壁紙は私たちの目にすぐ入るところなので、仕上がりが良ければお客様は大満足ですが、反対に見た目がきれいでないとクレームの対象になりやすいところでもあります。熱心に仕事をしてくれる職人さんたちに、いつも感謝しています。