※TAC HOMEの家が出来上がるまでの過程を、随時UPしていきます。
地盤改良が終わると、縁の下の力持ち、基礎屋さんの出番です💪家が建ったら目立たない部分。けれど工事のすべてが最初に決まるといわれる重要な基礎ですね。今回は4つの工程をみていきます。
【 1 】住宅の基礎を作るために、最初にやる事は「遣り方」(やりかた)です。
遣り方・・・誰もが知ってる、あの「やり方」ではなく建築用語です。
主に木杭と貫板を用いて建物の位置・柱や壁の中心線・高さ・水平といった基準を正確に設定する仮設の囲いです。
仮設とはいえ、立体設計図と言っても過言ではない物なので遣り方を間違えるとこの後の工程は全て図面と違うものになってしまうという、とても重要な物です。
【 2 】地表面より下の構造をつくるために土を掘って別の場所に搬出する「掘削」(くっさく)にかかります。
掘削工事が行わなければ地下の階層や基礎躯体など地面より下にあるものをつくれないので、掘削は必要不可欠です。
【 3 】「砕石」(さいせき)を敷きます。
砕石とは、大きな岩石を粉砕機で小さく砕いて作った人工的な石のこと。
砕石を敷く目的は、掘削した地盤面の安定化(沈下しないこと)です。
次はコンクリートを敷きますが、その前に地鎮祭の時に神社から頂いた鎮物を埋め込みます🛐
【 4 】砕石の上に「捨てコンクリート」を敷きます。
コンクリートを捨てる?という意味ではなく、「捨て身の体当たり」みたいな「捨て」で「犠牲にして、見捨てる」ようなニュアンスを含んでいるようです😣
土台を作るための土台として犠牲になるコンクリート。メインの強度を求められるような、鉄筋の入るようなコンクリートではなく、そのメインのコンクリートのために犠牲になって、その礎を作るためのコンクリート。そのような意味合いで、作業性の向上を目的として捨てコンクリートが敷かれます。
ちなみに、捨てコンクリートを打つ前に、防湿シートが敷き詰められました。
防湿シートを敷くことで、地面からの湿気が流れ込むことを防ぐことができます。そして、乾燥状態を保つことで使用されている木材を保護し、シロアリによる被害なども防げます。
シート1枚を敷くというシンプルな作業ですが、家の耐久性にとても大きく関わるため、とても重要な工程です。