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基礎工事② – TAC HOMEの家づくりvol.4

※TAC HOMEの家が出来上がるまでの過程を、随時UPしていきます。

捨てコンクリートが終わると、鉄筋を組んでいきます💪家が建ったら目立たない部分。けれど工事のすべてが最初に決まるといわれる重要な基礎の後半部分です。今回は3つの工程をみていきます。

【 1 】基礎の鉄筋部分を組む工程は、通常は2、3日程度掛かり、「配筋」(はいきん)といいます。
このあとの「配筋検査」で鉄筋の位置や種類、固定状況、かぶり厚さなど、設計図面通りになっているか、また法律に違反していないかなど、すべて確認されます。

 
配筋検査は前述の通り、基礎の鉄筋が正しく配置されているか、本数に間違いはないか、ずれはないか、といった点を厳しくチェックする検査です。

 

【 2 】検査が完了すると、次に「スリーブ」を仕込みます。
建築のスリーブとは、配管が躯体を貫通する為の穴を作る筒のことです。
例えば、2階にトイレがあったとします。汚水は建物の外に持っていかなければならないので、2階から1階まで配管を持っていく必要があります。そうなると、配管が床を貫通しなければなりません。
コンクリートを流し込む時にスリーブを仕込んでおけば、その部分にコンクリートは流れず、スリーブの部分は穴が空きます。ここに配管を通していきます。
電気の人はそこまでスリーブが多くはありませんが、空調や衛生の人の場合、スリーブの量は膨大になります。


 
【 3 】設計図と加工された部材が準備できたら、「型枠工事」を行います。
現場で行う作業として、①墨出し、②組み立て、③コンクリート打設、④解体が行われます。
墨出しは、型枠を設置するための方向や位置を特定して印をつけていく作業です。
正確な位置や方向を確定するために水平垂直を確認しながら、確実に線や印をつけていきます。
わずかなズレが躯体の構造に致命的な影響を与えるため、慎重に行う作業です。
組み立ては、型枠工事のメイン作業になります。
会社で加工した型枠を現場で組み立てていき、設計図と墨出しの線や印に合わせて、型枠を設置(建て込み)していきます。水平器を使用して確実に施工していく作業です。
すべての型枠が組み立てられたら、ホームタイと呼ばれるネジと金属板が合わさった専用の金具を使用して単管パイプで型枠の板を締め付けていきます。
この締め付け作業を行うことで、コンクリートの圧力から型枠板を守ります。

 
コンクリート打設は、型枠の中に生コンクリートを流し入れる作業で、速やかで均一なコンクリートの流し込みが必要です。
コンクリートを流し入れている最中に、型枠は相当なストレスがかかるため、打設中も型枠作業員は各所をこまめに点検し、躯体の精度が保たれているか、確認することが求められます。
型枠大工が最も神経をとがらせる工程であり、コンクリー打設が上手くいかないとここまでの作業が台無しになってしまいます。
1回目はベース部分のコンクリート

2回目は立ち上がりコンクリート
地面からいくらかの高さまで「立ち上がった」状態の「コンクリート」を立ち上がりコンクリートと呼んでいます。


型枠の解体は、基本的に手作業で行い、バールなどの工具を使って効率よく部材を外していきます。
梁や壁といった部分を順番に解体し、一連の型枠工事が完了、次の建設作業を他の業者にバトンタッチして型枠大工の仕事は終了です。