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木裏

こんにちは

先日、りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)にある能楽堂で『土蜘蛛』という演目を鑑賞しました。
小学校の修学旅行(佐渡)で初めて能をみて、それっきり長い年月が過ぎました・・・が、去年初心者向けの能イベントがあるのを知って申し込みました。実際、わかりやすくて面白かったのです。3回目の今回も、初心者向けの能鑑賞です。

能楽堂に入ると、さらに屋根のついた建物があります。
これが「能舞台」です。

檜(ヒノキ)舞台」といえば、大劇場や格式の高い劇場のこと、また一流として認められることなどの意味です。その昔の江戸時代、檜の舞台が許されていたのは、能楽や歌舞伎などの幕府公認の劇場だけだったそうで、やはり文字通り、一流の証だったようです。

現在もヒノキで作られているそうです。舞台に板を張る向きも決まっていて、各席に向かって縦に張るそうです。
普通は表面が滑らかで木目が美しい木表(きおもて)を仕上げ面に使いますが、能舞台は木裏(きうら)が仕上げ面になるそうです。
それは、役者が足を踏み鳴した時、音響効果が非常に良くなったり、木裏は木目が逆立つために、スベリにくくなるから。
・・・と、役者さんがやさしく説明をしてくれました。

初心者向けの能イベントは年2,3回開催されています。皆さんにオススメです💕